「酵素で痩せる」根拠なし=消費者庁、販売5社に措置命令

 

以下はyahoo記事の引用

 

 

 酵素を含むサプリメントやドリンクを飲むだけで簡単に痩せられるような広告を出し、健康商品を販売したとして、消費者庁は29日、ジェイフロンティア(東京都渋谷区)など5社に景品表示法違反(優良誤認)で再発防止などを求める措置命令を出した。

 
 同庁によると、対象は「酵水素328選生サプリメント」など5商品。5社は自社サイトで、商品を摂取するだけで酵素の効果により簡単に痩せられると宣伝し、タレントを使った広告もあった。

 

「着るだけでマッチョ」シャツ 消費者庁「根拠なし」

以下はヤフージャパンの記事の引用です。

 

「着るだけでマッチョが目指せる」などと誇大に宣伝して「加圧シャツ」などを販売したのは景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、消費者庁は22日、「イッティ」(東京)など9社に、再発防止などを求める措置命令を出した。

 措置命令が出されたのはほかに「加藤貿易」「GLANd」「ココカラケア」「SEEC」「スリーピース」「BeANCA」「VIDAN」(いずれも東京)、「トリプルエス」(愛知)。

 同庁によると、9社は2016年11月~今年1月、自社のウェブサイトなどで、加圧シャツを販売する際、着るだけで著しくやせられ、筋肉増強効果が得られるかのように宣伝した。おなかの写真に「強烈な加圧で、お肉を圧縮」、鍛えられた上半身の男性の画像に「着るだけでこのカラダ」、など文言を重ねて掲載していたという。

 同庁は、9社に表示の裏付けとなる資料を求め、提出のなかった2社を含め、「いずれも合理的な根拠は確認できなかった」と判断した。近年は「筋肉ブーム」とも言われ、引き締まった体にあこがれる人たち向けに同種の商品が多く流通し、他社との差別化を図ろうと過激な表示が増えたとみている。

汗をかいてデトックス」はウソだった、研究報告

yahooニュースからの引用   ナショナル ジオグラフィック日本版
 発汗により排出される毒素の量を分析した

 発汗は、今や健康や美容のトレンドになっている。遠赤外線サウナからホットヨガまで、タオルが汗でびっしょりになるアクティビティはリラクゼーション効果があるだけでなく、体の毒素を排出して健康を保つとも言われている。

だが、汗をかいて毒素を排出するという説は、汗をかいて弾丸を搾り出すというのと同じくらいありえない話であることが、最新の研究で明らかになった。科学者たちも長年密かに疑っていたことだが、汗と一緒に毒素も排出されるというのは、都市伝説に過ぎなかった。

 人間が汗をかくのは体温を下げるためであって、老廃物や有毒物質を排出するためではない。その役目を負うのは、腎臓と肝臓である。もちろん、都市伝説の中にも一粒の真実はあるものだ。この場合も例外ではない。汗の成分の大部分は水とミネラルだが、様々な種類の有毒物質も含まれている。

 ただし、学術誌「Environment International」に掲載された研究報告によれば、その量はごくわずかだという。

「どの程度の量かということは、常に問うべきです」と、化学者のジョー・シュワルツ氏は言う。「汗を分析すると多くの物質が見つかりますが、化学物質があるからと言って必ずしも危険なわけではありません」

汗に含まれる汚染物質の量は?

 シュワルツ氏は、カナダ、マギル大学の科学社会事務局長を務めている。科学に関する都市伝説を検証する同局には、医療詐欺やエセ療法に関する問い合わせが山のように寄せられているという。そのなかには、体のデトックスをうたったものも数多い。

 では、汗の中にはどれほど有害な物質が含まれているのだろうか。

 ほとんどの汚染物質に関しては、その量はあまりにわずかで、あってもなくても変わらないと、今回の研究を率いたパスカル・インベルト氏は言う。インベルト氏は、カナダ、オタワ大学の運動生理学者で、体脂肪に蓄積する汚染物質の研究をしている。

 これらの物質は「残留性有機汚染物質」と呼ばれ、農薬、難燃剤、そして現在は禁止されているもののまだ環境中に残っているポリ塩化ビフェニル(PCB)などがある。食品や環境中に存在する「毒」と一般に考えられているが、脂肪に引き寄せられる性質があるため、大部分が水でできている汗には溶けにくい。

 インベルト氏と研究仲間が調べた結果、普通の人が1日45分間の激しい運動を行ったとしても、1日の発汗量はせいぜい2リットルほどだった。これには、運動していない平常時の発汗も含まれる。そして、それだけの汗をかいても汚染物質は0.1ナノグラム以下しか含まれていない。

 言い換えると、「普段の食生活で体内に取り込む汚染物質のうち、汗で出る量は0.02%に過ぎません」と、インベルト氏は言う。さらに運動を激しくしたとしても、0.04%程度までしか増えない。

 つまり、どんなに大量の汗をかいたとしても、その日体内に摂取した汚染物質の1%すら排出できないということだ。

 ただし、ほとんどの人間の体内にある農薬やその他の汚染物質の量自体、極めて微量であるということも覚えておいてほしい。分析化学者の功績により、今では1 兆分の1単位で物質を検出できるようになったが、だからといってそのわずかな物質がすぐさま有害であるとか、減らせば健康に良いといった話にはならないと、シュワルツ氏は言う。

 

 

それでも人気の「発汗デトックス」

 

 話を一粒の真実に戻そう。重金属やプラスチックに含まれるビスフェノールA(BPA)は水に溶けやすい性質のため、ごくわずかの量が汗の中に含まれている。しかし、血中から高濃度の金属を除去するにはもっと効果的な方法がある。例えば、キレーション療法と呼ばれるものがそれだ。また、BPAは汗よりも尿と一緒に排出される量の方が多い。米国立環境衛生科学研究所によると、BPAへの曝露を減らす最も効果的な方法は、それで作られた容器から食べたり飲んだりしないことだという。

 一方、発汗デトックス産業の勢いは止まらない。最新の流行は、遠赤外線サウナだ。電気ヒーターや蒸気ではなく、遠赤外線の光を熱源とする。米総合誌「The Atlantic」の記者は、遠赤外線サウナによるデトックス効果の宣伝文句について調査したところ、すぐに実際の科学に基づいたものではないことが明らかになった。

 だが、スパやサウナのメーカーは依然としてデトックス効果を宣伝し続けている。米テキサス州とインディアナ州の消防署でも、消防隊員が煙を浴びて体内に取り込んだ化学物質を汗と一緒に排出し、がんも予防できるとして、遠赤外線サウナを購入した。サウナには鎮静作用など様々な効果はあるが、がんを予防できるという宣伝文句は科学的に実証されていない。

 そればかりか、やりすぎると命取りになることさえある。

 カナダのケベックで35歳の女性が、デトックス・スパトリートメントを受けた。泥パックをしてラップで包まれ、頭に段ボール箱をかぶせられ、毛布にくるまって9時間横になり汗をかき続けた。それから数時間後、熱中症により女性は死亡した。

 シュワルツ氏は、次のように話す。「昔からよくあることですが、複雑な問題に単純な解決法を適用しようとした結果です。希望を持つことはとても大切ですが、一部の人間は、その希望を利用して何も知らない消費者にとんでもないものを売りつけようとするのです」

 

エナジードリンクを飲み過ぎると身体を壊すらしい

以下はヤフーニュースからの転用です。

 

欧米の50歳の建設作業員の男性が、1日4~5本のエナジードリンクを3週間摂取し続けたところ、急性肝炎を発症しました。この類の症例は今回が初めてではなく、過剰なナイアシン摂取の危険性が改めて浮き彫りにされました。英国の医学雑誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに発表された新たな症例報告において、一般消費者は、人気が高い食物や飲料の成分に目を向け、栄養補助サプリの過剰摂取を避ける必要があることを強調。今回の急性肝炎は、この男がエナジードリンクに含まれるナイアシンとして知られる大量のビタミンB3の摂取によって引き起こされたと考えられています。

この建設作業員の男は、他の食生活は特に変えなかったのですが、毎日の仕事への活力を補うべくエナジードリンクを飲み始めました。その後まもなく、彼は異常な疲れと腹痛を覚えるようになり、吐き気や嘔吐の症状が出はじめたそうです。彼はインフルエンザかと思ったそうですが、尿は黒ずみ、黄疸が出た時に彼は異常に気づき、救急科に駆け込み、今回の症例が明らかになりました。

臨床検査の結果、黄疸と右上腹部圧痛を確認、損傷および慢性C型肝炎を示す、高いレベルの量のトランスアミナーゼ肝臓酵素が認められました。つまり、彼が重症肝炎を持っていたことが明らかになったのです。

しかし、彼の1日のナイアシン摂取量は約160~200mgだったとのことですが、これは毒性を引き起こすと予想されるレベルを下回っています。以前同様のケースが報告されましたが、その時は1日300mgのナイアシンを摂取していたそうです。医師によると、今回は毒性が蓄積されたのではという風にみているよう。彼が飲んでいたエナジードリンクの1本あたり40mgというナイアシンの量は、推奨される1日の摂取量の200%だったのです。

この患者がどのブランドのエナジードリンクを摂取していたかは不明ですが、日本でも販売されているMonsterやRedbullにはナイアシンが含まれています。

とはいっても、多くのエナジードリンクに含まれているナイアシンは、安全な量で摂取した場合は、コレステロール値の改善、心血管リスクの低減、お肌の健康にも役立ちます。また、頭痛にも効き、肝機能の向上も期待できます。ただし過剰に摂取してしまうと、吐き気、胃のむかつき、筋肉の破損、および異常な肝臓の損傷を引き起こす可能性がでてくるのです。

ビタミンB3は、酵母、肉、魚、牛乳、卵、ナッツ、緑の野菜、豆などの自然食品にも含まれます。

エナジードリンクの市場は急速に拡大し続けていますが、我々消費者はこれらに含まれる成分の潜在的なリスクに気をつける必要がありますね。

source:BMJ Case Reports

George Dvorsky - Gizmodo US[原文]

(mayumine)
Photo by shutterstock.

「痩せるレギンス」根拠なし 通販会社に措置命令

2017 12/15 yahoo news からの転用です。

「履くだけで痩せる」などと根拠のないダイエット効果をうたって商品のレギンスを宣伝したのは景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、消費者庁は14日、通信販売会社「SAKLIKIT(さくらいき)」(大阪市中央区)に対し、再発防止を求める措置命令を出した。

 調査した公正取引委員会によると、商品は同社が企画販売する「CC+(シーシープラス) DOWN(ダウン) LEGGINGS(レギンス)」(税抜き2980円)。

 同社は自社サイトで2016年5月~17年4月、商品を「異常なスピードで体重が落ちる。3日でマイナス5キロ」「14日以内に全身の脂肪を削(そ)ぎ落とす」などと宣伝。着用前後の体形を比べた写真や「一気にウエストが6センチ細くなった」との体験談を掲載していた。

 だが実際にはダイエット効果を裏付ける根拠はなく、写真は無関係の海外サイトから引用。体験談も捏造(ねつぞう)していたことを認めたという。商品は期間中に少なくとも1万点以上販売されたとみられ、消費者庁は不当表示に伴う売上額が5千万円以上の場合に対象となる課徴金納付命令も視野に調査を続けている。

 同社は「法律を理解していなかった」とコメント。購入者への返金などの対応は検討中という。信用調査会社によると、17年3月期の売上高は約6億円。

高たんぱく食で筋トレの女性死亡、本人も気づかぬ難病に警鐘

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170816-35105843-cnn-int  からの引用です。

 

(CNN) オーストラリアで筋トレに励んでいた25歳の女性が、高たんぱくの食事を摂取して死亡した。女性は尿素サイクル異常症と呼ばれる難病だったことが、死後になって判明。たとえ本人が気づいていなくても、こうした危険があることを知ってほしいと遺族は訴えている。

オーストラリアのCNN系列局ニュース7によると、ミーガン・ヘフォードさん(25)は今年6月19日、西オーストラリア州マンドゥラーの自宅で意識を失った状態で発見され、数日後に死亡した。ヘフォードさんは7歳の娘と5歳の息子の母親。子ども病院に勤務して救急医療を学ぶ傍ら、ボディービルディングの大会に出場していた。

死後に判明した尿素サイクル異常症は、体内で高たんぱくの食品をうまく代謝できない遺伝性疾患で、酵素の欠損が原因でたんぱく質を分解できなくなる。

普通、たんぱく代謝によって発生する老廃物の窒素は血液から除去される。しかし尿素サイクル異常症ではそれができず、窒素が有毒なアンモニアの形で血中に蓄積して脳に到達すると、昏睡(こんすい)状態に陥って死に至ることもある。

へフォードさんの母ミシェル・ホワイトさんは、「定期的な検査は行われていないので、娘がこの疾患を持っていることを知る術はなかった」と語る。

へフォードさんが次のボディービルディングの大会に備えて、たんぱく質が極端に多い偏った食事をしていたことをホワイトさんが知ったのは、娘が死亡した後だった。

自宅からは高たんぱくのサプリメントや、綿密な食事の計画が見つかった。赤身の肉や卵の白身などの食事に加えて、プロテイン飲料やサプリメントなども摂取していたことから、たんぱく質の過剰摂取が原因で尿素サイクル異常症の症状を発症したと見られる。

専門家によると、ほとんどの場合、健康な人であれば、高たんぱくの食事をしても短期間なら健康を害することはない。

尿素サイクル異常症がある場合は、集中力の欠如や疲労感、嘔吐(おうと)といった症状が出て、インフルエンザだと思って医療機関を受診する人もいるという。

血中アンモニア濃度の検査をすれば尿素サイクル異常症は発見できる可能性があるが、一般にこの検査は行われていない。

ホワイトさんは、娘の事例がこの問題に対する啓発の助けになればと話し、たんぱく質サプリメントの規制強化を訴えた。

オーストラリア医師会によれば、こうしたサプリメントに実質的な健康効果はない。大部分の人にとって、こうしたサプリに危険はないものの、必要もないと指摘している。

そのストレッチが実は「筋力低下」を招くワケ

この文章はヤフーニュースに載っていた東洋経済の記事を引用しております。

元記事 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170714-00180378-toyo-soci&p=3

 

最近はやりのストレッチも、私たちは長らく「健康に良い」と信じてきた。大半の人は、ランニングやウエートトレーニングの前にはストレッチをしなさいと教わっている。しかし今では、ゆっくりと体の筋を伸ばすような「静的ストレッチ」には効果がないだけではなく、かえって筋力が低下することがわかっている。

 テキサス工科大学で運動生理学を教え、『Fundamentals of Biomechanics(生体力学の基礎)』の著者でもあるデュエイン・ヌードソン教授は次にように語っている。「静的ストレッチをすると筋肉は存分に動きにくくなる。その結果、静的ストレッチを行った後の30分から1時間は運動能力が落ちる」。

ヌードソン教授は、もともと運動前の静的ストレッチに早い時期から疑問を投げかけていた研究者の1人であり、1998年に発表した論文が物議をかもしたことで知られている。この論文はあまりにも常識に反していたため、「筆者は誤解しているに違いない」と、多くの読者が編集者に苦情を伝えた。

 だが、そうではなかった。

 「あれから150本から200本の論文が発表され、おそらくその8割が、静的ストレッチは運動に逆効果になることを明確に示しています。そのうえ、あとの2割は良くも悪くもなんの効果もないことを示しています」と、ヌードソン教授は語っている。

■すべてのストレッチが悪いわけではない

 同教授の論文が正しかったことを裏付けるその後の研究の中から、いつくかの例を紹介しよう。

 2013年、『ジャーナル・オブ・ストレングス・アンド・コンディショニング・リサーチ』に発表された研究によれば、17人の運動選手にバーベルスクワットを行ってもらったところ、事前に静的ストレッチをした場合、最大反復回数は8%落ちたうえ、下半身の安定度が23%落ちた。

 また、ザグレブ大学の研究者たちが100本以上の論文に目を通した結果、静的ストレッチは筋力を平均5.5%弱めることを発見した。さらには、「同じ姿勢を90秒間保つストレッチを行なうと、筋力が一層弱まる」こともわかった。

 原因についてはまだ研究段階だが、静的ストレッチが筋力を下げるという紛れもない実験結果はある。一説によれば、静的ストレッチは関節可動域を広げるが、同時に関節を緩めてしまう。重い物を持ち上げようとするときに、ひざがしっかりロックされていないと持ち上がらないように、関節の「緩さ」は筋力を使う際には障害となる可能性があるのだ。また、静的ストレッチは筋肉の緊張を取る効果はあるが、その分、脱力してしまい、パフォーマンスにつながりにくいともいわれている。

とはいえ、もちろん、すべてのストレッチが良くないというわけではない。問題なのは、私たちが体育の授業で習ったような静的ストレッチだ。たとえば、立ったまま徐々に腰を曲げ、爪先に触れる前屈のようなものを含んだ、いわゆる準備運動として教えられたストレッチである。

 「ごく普通の柔軟性を維持したいのなら、静的ストレッチは有効だ。しかし、運動前にストレッチをするなら、ウォームアップになるようなものが必要となる。温まった筋肉組織は強くなり、より多くのエネルギーを吸収する」と、ヌードソン教授は言う。

 こうしたストレッチを「動的ストレッチ」と呼ぶ。ストレッチという言葉に反して、どこかの筋を伸ばすというものではなく、軽く走ったりジャンプしたりするような、心拍数を上げる軽い運動のことをいう。

 だからジョギングに出掛けるのなら、最初はゆっくりと走り、徐々にスピードを上げていくといい。「15~20年ほど前から、一部の長距離ランナーの間では『ストレッチをすると脚の調子が悪い』という感想が広がっていた。そのため、彼らは徐々にランニングの強度を上げていくことにした」とヌードソン教授。結果、こちらのほうがパフォーマンスが高まることがわかったという。

■ヨガでやせることはない

 もう1つ。近年男性にも人気が出てきたヨガは、ダイエットにまったく効果がないどころか、かえって太りやすくさせることが、最新の科学によってわかった。もちろんヨガの効能は多数ある。ストレスの低下、やる気を上げ、体の柔軟性が増し、より良いセックスができるようにもなる。

 しかし、ピューリッツァー賞を受賞したサイエンスライターのウィリアム・ブロードは、「ヨガは体の代謝率の”低下”に極めて効果的なことが判明した。すべての条件が同じならば、ヨガを実践する人は燃焼するカロリーが少ないため、体重が増えやすく、脂肪が蓄積されやすくなる」と論じている。

ご飯はこうして「悪魔」になった〜大ブーム「糖質制限」を考える

以下は以前ヤフーニュースに出ていた現代ビジネスからの抜粋です。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49908 に全文載っています。

 

明治や戦前の日本人は、総摂取カロリーの7〜8割が米飯(主に白米)だったにもかかわらず、2型糖尿病がほとんどありませんでした。当時の日本人の日常生活における運動量は、現代人の10倍近かったと思います。 結論としては、運動量が現代人くらいだと、白米を一定量以上食べると、とくに女性の場合は2型糖尿病のリスクになるということです。

つまりここから言えることは次のことではないだろうか。

現代人、特に運動量のあまりない女性が白米をたくさん食べると2型糖尿病のリスクがあがる。白米を減らす、あるいは運動量を増やすとこのリスクを下げることができそうだ。

運動量が多ければよいのであれば、糖質がすべての元凶であるという糖質制限派の主張には齟齬が生じてくるといえよう。

 

なぜ糖質制限はブームになりえたのか?

糖質制限の根拠に原始人を持ち出すことは、2型糖尿病の人々に効果を示した食事法5を一般に広げる上でかなり有効であったといえる。

私たちの中に眠っている700万年前の原始の能力が、糖質をカットすることにより目覚め、体重は落ち、健康になり、集中力も上がるという糖質制限派の主張は魅力的だし、ロマンがある。

しかし私はこの食事法が「人間本来の食事」「人類の健康食」6といった言葉と共に、万人にとって素晴らしい食であるかのように広がってゆくことに危惧を覚えている。

5糖質制限食は2型糖尿病患者に一般的に適用される食事療法ではない。一部の施設において実施され、効果を示した食事法である。
6いずれも江部氏の『主食をやめると健康になる』[3]からの抜粋である。

日本社会は、肥満が問題になる一方で、やせすぎの若年女性の多さとそれゆえの健康被害が懸念される国でもある。

もともとそれほどご飯を食べていなかった標準体型の女性が、もっとやせたいと願って「人間本来の食事」である糖質制限を実行することは、そもそも人間本来のあり方なのだろうか? 成長期の子どもがネットで糖質制限のことを知り、それを実行することはよりよい成長を導くのだろうか?

糖質制限が2型糖尿病の人々を超えて多くの人に受け入れられたのは、「食べたいけどやせたい」という現代人特有の欲望をなんといっても満たしてくれたことにある。

そして、「食べたいけどやせたい」という欲望は、やせていることが評価される社会でなければ生まれえない。食料不足の危機がある社会では、身体に脂肪を蓄えられることがステータスになるため、食べてもやせるという、現代人をひきつける糖質制限の特徴は魅力にはならないし、そのような社会では栄養不足によるやせの方がよっぽど深刻であるからだ[11]。

たくさんの食べ物があふれ、貧しい人でも簡単に太ることができ、やせることが無条件に美しさ、カッコよさ、聡明さ、自己管理能力の高さと結びつく、人類史稀に見る社会状況にフィットすることにより糖質制限はブームになった。

しかしその事実は、生理学的な説明と、原始への憧れにより巧みに覆い隠されている。糖質制限はほんとうに「人類の健康食」なのだろうか? それは限られた時代の、限られた地域の、限られた人々にとっての健康食ということはないだろうか?

普遍化の裏側にあるものは、現代社会のきわめて特殊な価値観と構造であることに目を向けて、いまいちど糖質制限の功罪を考えてみたい。

 

水素水「やっぱりただの水」 国民生活センター調査の唖然

 国民生活センターが、健康にいいなどとして販売されている「水素水」と水素水生成器の事業者に対し、水素水を飲むことで期待できる効果をアンケートしたところ、最も多い回答は「水分補給」だった.

■水素ガス検出されなかったペットボトル

 国民生活センターは水素水に関する相談が11年度以降増え続けていることを受け、容器入り水素水10銘柄と生成器9機種のテストと、事業者へのアンケート調査を行いその結果を2016年12月15日に発表した(テスト期間:2016年9月~11月)。その結果、容器入りではペットボトルの2銘柄で溶存水素(水素ガス)は検出されなかった。また水素ガス濃度表示があり、それに「充填時」「出荷時」時点と記載のあった5銘柄のうち3銘柄は表示値より低い濃度だった。生成器では、水素ガス濃度の表示のあった5銘柄のうち3銘柄が表示値より低かった。

 テストをした商品を扱っている事業者のアンケートでは、水素ガスが入っているかを確認しているに17社がYESと回答したが、2社は、

  「市販されている『水素濃度試験薬』では、弊社商品で生成した水素を正確に判定することができない。」

と回答もした。飲用によって期待できる効果を聞くと、15社(3社は無回答)では「水分補給」が最も多い回答で、「美容」「アンチエイジング」が続いた。

 広告についても触れ、特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品として許可、届出されたものは、現在のところ無いにも関わらず、「老化から守ります」「様々な病気の原因といわれる悪玉活性酸素を無害化する」「アトピーに痒い部分に水素水をつけて下さい」「血液サラサラ」など健康保持増進効果等と受け取れる記載があり、これは医薬品医療機器等法や健康増進法、景品表示法に抵触するおそれがあるとした。

 これらの結果、センターは、事業者に対し広告の改善と水素濃度の適正表示、また生成器で作る水素濃度が場合によって変動するなら具体的な要因を示すようにと要望した。そして、消費者庁表示対策課、厚生労働省医薬・生活衛生局、同省監視指導・麻薬対策課に対し、健康保持増進効果等があると受け取れる記載があり、法に抵触している可能性があるため、表示の改善を指導するよう要望した.

j-castニュースから引用

 

2016年

11月

21日

変形懸垂

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2015年

10月

02日

今日も背中

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2015年

7月

04日

チンニング

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2015年

4月

21日

うちの猫達

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2015年

3月

25日

久しぶりの床引きデッド

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水素水の記事

 以下はヤフーニュースに出ていた産経新聞の記事を抜粋したものです。

 

現在の水素ブームは、平成19年に日本医科大の太田成男教授(細胞生物学)の研究チームが「水素ガスが有害な活性酸素を効率よく除去する」とする論文を「ネイチャー・メディシン」(電子版)に発表したことがきっかけとされる。

 活性酸素は、細胞や遺伝子を傷付け、がんや多くの生活習慣病を引き起こす元凶とされるだけに、ラットでの研究とはいえ、水素ガスの効能に注目が集まった。この論文の発表が報じられて以降、水素ガスを発生させて水素水を作る機器や水素を含むサプリメント、化粧品など水素をうたった商品が次々と登場した。

このうち、最もよく見かける水素水は、水素ガスが溶け込んだ水のこと。ネット通販やコンビニなどで水素水を販売する飲料メーカーは「水素は健康で話題の素材。今のところ効果は分からないが、人への研究がいろいろ進んでおり、素材としての価値が高い」と説明、売り上げも好調という。

 水素水は医薬品ではないので、商品の宣伝として健康や美容への効果をうたうことはできない。だが、ネット上には「がんが好転した」「ダイエットにいい」「うがいをすると口臭予防になる」など、一般論として水素水にさまざまな美容・健康効果があることをうたったサイトが多数存在する。

こうした中、明治大情報コミュニケーション学部の石川幹人教授は、水素水(活性水素水、電解還元水)に一般に言われるような美容や健康への効果があるかを評定。「疑似科学である」と結論付け、運営するサイト「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」に1月、公表した。疑似科学は「ニセ科学」とも呼ばれ、科学的表現で科学を装っているが、とても科学とは呼べないものを指す。

 『なぜ疑似科学が社会を動かすのか』(PHP新書)の著書もある石川教授は、「今話題の水素水の多くは、電解還元水のことで、かつてアルカリイオン水と呼ばれたもの」と指摘。水素水の評定をしたことについて、「キャッチーな『水素』という言葉をつけることで、売り上げを回復しようという意図が見えたから」と説明する。

 アルカリイオン水は、アルカリ性の電解水のこと。一般的な水は、水素と酸素からできており、それを電気分解すると、酸素を多く含んだ水「電解酸性水」は陽極側に、水素を多く含んだ水「電解水素水」は陰極側に生成される。この陰極側に生成された電解水素水は、以前は「アルカリイオン水」と呼ばれることが多かったが、今は「水素水」といわれているわけだ

 つまり、中身は変わらないのに、一時期を経て、同じ「水」が名前を変えて売られ、あたかも新しい「水」として注目されているのが実情だ

 アルカリイオン水は、「体内を弱アルカリ性に変え、消化不良や慢性下痢、アトピー性皮膚炎に効果がある」などとされ、健康ブームに乗って、平成4年ごろから生成器が、15年ごろからボトル詰めの水が、それぞれ急激に売り上げを伸ばし、一時は数百億円の市場規模となった。今でもアルカリイオン水の生成器は市販されているが、水素水の勢いに押され気味だ。

 また、水素水の中には、水を電気分解するのでなく、濃度の高い水素水を水に溶け込ませるタイプもある。こちらの場合は、アルカリイオン水とは区別される。

 市販の水素水について、日本学術会議の副会長時代にホメオパシーなどの疑似科学問題を扱ったことがある東京大の唐木英明名誉教授(薬学、獣医学)は「高濃度の水素といっているが、それでも水素濃度が低過ぎる。飲んだ水素は胃の中で消えてしまうだろう。仮に、水素が血流に乗って体の組織に到達したとして、それがどのような作用を発揮して疾病治療につながるかの説明がない」とし、「水素には何かの効果があるかもしれない。しかし、市販の水素水に効果があるかと言われれば、ゼロだろう」と手厳しい。

 「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」の評定も、「ヒトへの健康効果についての具体的な研究成果と呼べるものはないといってよい」「仮にヒトに対しての抗酸化作用があったとしても、そこから健康効果に結びつけるためにはまだいくつもの段階を経る必要があり、仮説検証を繰り返し行わなければならない。具体的な疾患への効果などは『まだよく分からない』とするのが妥当」としている。

 石川教授は「水素の健康効果はいろいろな研究が行われているというが、結果はまだ出ていない。研究途上のものは、場合によっては効果がないだけでなく、有害という結果が出る恐れもある。一般市民に向けて利用を促してはいけないと科学的に判断すべきだ」と話している。

 国民生活センターは今年3月、水素水生成器による活性酸素の抑制機能は、必ずしも体内の活性酸素の量を減らすといった健康面への効果を示すものではないとして、消費者に対し「買う際は慎重に判断して」と注意を促した。同時に、「水道水に含まれる活性酸素の量を抑制する」とうたって水素水生成器を販売する2事業者に対して、水の活性酸素の量を抑制するとどんな効果があるのかを明確に記載するよう要望した。2事業者は同センターに対し、効果については明らかにせず、「法律遵守を徹底していきたい」と回答した。